【アレルギー】食物アレルギーとアメリカでの生活について(2022年11月21日)

医療・薬・予防等に関するお役立ち情報

食物アレルギーがある方が少しでも安心してアメリカでの新生活を始められるよう、現地情報をご案内いたします。

現在FDAが主要アレルゲンと定めて食品ラベルに表示を義務付けているものは、8大アレルゲン “Big 8″です。
Milk(乳)、Eggs(卵)、Fish(魚)、Shellfish(甲殻類)、Tree nuts(木の実)、Peanuts(ピーナッツ)、Wheat(小麦)Soybean(大豆)。これは、アメリカ人の食物アレルギーの約90%を占めていると言われています。

Milk(乳)、Eggs(卵)、Fish(魚)、Shellfish(甲殻類)、Tree nuts(木の実)、Peanuts(ピーナッツ)、Wheat(小麦)Soybean(大豆)+Sesame(ごま)

これらに加えてSesame(ごま)が9つ目の主要アレルゲンに2023年1月から追加される法案が可決、同時期より食品ラベルへの表示も義務付けられております。

食品表示ラベル

主要アレルゲンが含まれる場合、材料名の後に続けて表示が義務付けられています。例) “lecithin (soy),” “flour (wheat),” and “whey (milk)” または、材料リストのすぐ後または横にこれらが含まれているとして”Contains” 、“Contains wheat, milk, and soy.”。

グロサリーストア

スペシャリティスーパーマーケットとして有名なのが、全米に513店舗構えるWHOLE FOODS MARKETと560店舗構えるTrader Joe’sです。アレルギーがある方だけでなく、特別なダイエットをしている方、健康志向の方にも適した豊富な品揃えです。また、WHOLE FOODS MARKETウェブサイトのSpecial Dietsでは、Vegan、Gluten-Free、Dairy-Free、Wheat-Freeのレシピが紹介されていますので参考にしてみてください。

学校

学校に入学する際に提出する健康診断の問診票には食物アレルギーを記入する項目が設けられています。
日本では給食が提供される学校が多いですが、アメリカでは学校で給食を食べる生徒だけではなく、家からランチやスナックを持っていく生徒もいます。イベントの際は、他生徒や親からの差し入れは主要な食物アレルギーが含まれる物は避けることや、学校によってはアレルギーがない生徒でもランチやスナックにこれらは持って来ないようにと指示される場合があります。

小さなお子様には、何に対してアレルギーがあるかが一目でわかるFood Allergy Bracelet/Medical Alert Braceletを付けて学校に行かせるのも、もしもの出来事を防ぐ方法の一つです。
また、アフタークラスやクラブ活動でも前もってアレルギーがある事を知らせるのが一般的です。

外食

レストラン、ファストフードを利用する際は店頭メニューには全ては記載されていないため、お店のウェブサイト上でAllergen Information、Allergen Guide、Nutritionの内容が確認できるページで各メニューに含まれている食材を事前に調べておくのも良い方法です。

事前の準備に加えて、店頭で店員に質問して確認したり、日ごろから学校の先生や保護者間のコミュニケーションをとってサポートし合うとよいでしょう。

参考:

Food Allergies(外部リンク)
Whole Foods Market | Whatever Makes You Whole(外部リンク)
TRADER JOE’S(外部リンク)
アレルギー対策 – アレルギーポータル(外部リンク)

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