アメリカでよく緊急外来する際に選択として浮かぶのが、ERとURGENT CAREですが、どんな状況でどちらに受診するのが適切なのでしょうか。アメリカの一般的な判断基準例は下記の通りです。
When to Go to an Emergency Room(救急治療室に行くとき)
緊急の状況で生命や手足を脅かすような健康状態の場合は最寄りのERへ直行します。症状の一部例は下記の通り:
- Chest pain (胸痛)
- Difficulty breathing (呼吸困難)
- Heart attack/Stroke(心臓発作/脳卒中)
- Severe trauma/ Major Burns (重度の外傷/火傷)
- Severe fracture (bone that protrudes through the skin)(重度な骨折(骨が皮膚を突き破っている状態))
- Extremely high fever (非常な高熱)
- Poisoning(中毒)
When to Go to Urgent Care(緊急医療クリニックに行くとき)
重篤ではない症状で、緊急時や通常のクリニックの診療時間外、土日祝日、予約をせずに受診したいときに利用できます。症状の一部例は下記の通り:
- Minor fractures(軽度の骨折)
- Cuts and minor burns (切り傷、軽い火傷)
- Sprains or joint pain(捻挫や関節の痛み)
- Nausea, vomiting and diarrhea(吐き気、嘔吐、下痢)
- Skin conditions(皮膚疾患)
- Cold/Flu(風邪/インフルエンザ)
- Eye or Ear infection(目や耳の炎症)
ERとURGENT CAREの比較
コスト ER:高額 URGENT CARE:通常の医師オフィス受診と同等または安価。(検査費用などはどちらも別途)
待ち時間 ER:重篤患者が優先。混み具合にもよるが、URGENT CAREに比べ一般的に長い。
施設 ERは手術室やベッドもあり、医療分野ごとの専門医へのアクセスがすぐにでき、検査施設も揃っている。URGENT CAREは基本的なラボやx線などの画像検査依頼のみ。
基本的な情報にはなりますが、選択に迷った際の参考になればと思います。
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