処方薬を受け取るには日本と同様に先ずは医師の受診と処方せんが必要です。
ここでは、アメリカで受診から処方薬を受け取るまでの流れをご紹介いたします。
どうして前もって薬局の情報を知っておくべきなのか?
病院で受診する際に前もって調べておいた方がよい事の一つは、近くの薬局です。医師から薬を処方してもらう際に、薬局の情報が分かっているとスムーズに手配をしてもらえます。
アメリカでは医療機関・医師が電子処方を送り、薬局に処方データが連携されることが一般的です。これにより、薬局での準備過程の正確性と安全性が高まり、過去の処方情報を確認できることで薬剤師の目線でも飲み合わせが良いお薬であるかどうかなど判断ができるようになりました。
州によっては医療機関に対し電子処方が義務化されていることがありますが、状況やお薬によりまだ紙状の処方箋が発行されることもあります。
また、利用する薬局にてアカウントを作成し薬の準備ができた時に携帯にTextメッセージが届くように設定をしておくと、調剤が終わるまで薬局で待たずに済むので便利です。
リフィル処方箋
アメリカではお馴染みのリフィル処方箋、日本では2022年に導入がされました。リフィル処方箋とは、一つの処方箋で一定期間に複数回お薬の補充ができることです。毎回の医師の診察をせずに同じお薬の補充ができるので、時間と費用がセーブできてとても便利なシステムです。処方薬によってはリフィル可でない場合があります。また、医師が指示した量であっても纏めて受け取れないことがあります。それは過剰摂取から患者を守るため、薬の効能やご加入の保険規定にて患者さまの安全のために一定量/期間分のみを渡すように決められているからです。次の補充は、リフィル日の2日から7日前になればリフィルができるようになります(薬の種類により日にちが異なります)。
薬局の店内まで取りに行かなくても受け取れる!?
ファストフードやコーヒーのように、薬局にもドライフスルーで処方薬を受け取れる店舗があります。小さいお子さんがいる方は後部座席のベビーシートから降ろしてベビーカーのセットをして、、としている間にドライブスルーなら処方薬の受け取りが済ませられます!
自宅から出なくても処方薬を受け取れる!?
リフィルなどオンラインで依頼をすると、薬局での受け取り、または薬によっては自宅まで配達してくれるサービスを選ぶことができます。街中の薬局だけではなくAmazonなどオンライン上で全て手続きを済ませられる方法があります。
薬局の選び方
風邪による発熱や切り傷などを負った時に自宅近くですぐに市販薬を買いに行ける薬局を予め調べておくとよいでしょう。処方薬については加入している保険にて薬局ネットワークが決まっている場合がありますので先に確認をしておくとよいでしょう。また、同じ薬でも薬局によって値段が異なるため自己負担額が高くない所を検討されるのもよいでしょう。